その後リスターは、精力的に研究を続けて、手術者の手指、患者の患部、手術機器、包帯などの材料すべてを石炭酸で消毒し、手術室の消毒にも石炭酸を噴霧し、術後の創傷感染防止に努め、1871年には石炭酸の自動噴霧器を考案しました。そして手術前には手術室に石炭酸を噴霧後 ...
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タグ:石炭酸噴霧
医学史上の発見-12.防腐手術について-その1-
現代医学では、外科手術後の創傷感染は皆無に等しいですが、1860年代までは化膿が細菌によって引き起こされることが知られていなかったために、大小の外科手術にかかわらず必ず起こるもので、化膿は古来より創傷治癒にとって必要不可欠なものどあるとの考え方が支配していま ...
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