血液の鉄人の医学切手の部屋

今までに収集した世界各国の医学切手を使用して、医学の歴史・医学に貢献した人物・切手に描かれた病気や各種臓器など興味深くかつ理解しやすく紹介します。

カテゴリ: 瀉血療法

前回の続きです。・イギリスの詩人バイロン(1788~1824)風邪をこじらせて高熱と全身の痛みに苦しんだ際、瀉血を勧めた主治医と別の病気のとき瀉血をしたが効果がなかったことを理由に、断固拒否した。しかし最終的には医師の懇願に折れ、「いつも通りにやってみろよ。おまえ ... もっと読む

瀉血によって多くの命が失われていますが、その中で瀉血によって死亡した著名な犠牲者を取り上げてみました。・モリエール(1622~73)フランスの劇作家で俳優のモリエールは肺結核の治療にl日に4回も潟血を受けるが効果なく死亡しています。モリエール作品には潟血療法を皮肉 ... もっと読む

12世紀には理髪外科医と呼ばれる床屋によって公衆浴場で入浴と同時に潟血療法が盛んに行われるようになりました。通常1回に10オンス(283m) 血液を抜いた記録がありますが、ひどい場合にはl日に3リットルも採血したとの記録が見られます。15世紀中期にはドイツのグーテンベル ... もっと読む

ギリシア時代の医師で「医学の父」、「医聖」と呼 ばれているヒポクラテス(B.C.460?~377)は 、体液の不調和から病気になることから、この体液の不調和を治すために潟血療法を行いましたが、老人、子供、妊婦には細心の注意を払いつつ行っていました。ローマ時代の名医ガレノ ... もっと読む

瀉血(しゃけつ)とは、人体の血液を外部に排出させることで症状の改善を求める治療法です。潟血は人類最古の治療法のひとつで、病気は体液の調和が崩れるために起こるので、体液の不調和が発生すると血液が腐敗する、そのために体内より腐敗した血液を抜き取る必要があると ... もっと読む

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