ウコンは、ショウガ科ウコン属の多年草で、学名 Curcuma longa syn. C. domestica。英称ターメリックと呼ばれています。
原産国はインドで、紀元前からインドで栽培されています。
インドの伝統医学のアーユルヴェーダやインド料理に使われ来ています。
根茎に含まれるクルクミンは黄色い染料の原料としても多用されてきました。
現在でもウコンはスパイスとして用いられており、日本においては、カレー粉に使用されています。
またクルクミンの肝機能への影響を期待して二日酔い対策ドリンクとして使用されています。
このウコンは秋ウコンです。
クルクミンが持っている二日酔い改善や肝障害抑制作用は、動物実験をもとにしたもので人を対象としたものでないことからして、その効果を多大評価するのは危険です。
現に2017年8月、国民生活センターも「健康食品の摂取により薬物性肝障害を発症することがあります」と注意喚起しています。
通常、食事中に含まれる量の摂取であれば、まず安全と思われますが、過剰摂取や長期摂取では消化管障害を起こす危険性があります。
切手は2011年シンガポール発行の「シンガポールの料理用香辛料切手」でウコンが描かれています。
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