唐辛子は、中南米を原産とするナス科トウガラシ属の果実あるいは、それから作られる辛味のある香辛料のことです。

唐辛子の漢字は、「唐から伝わった辛子」の意味があります。

唐辛子は料理に辛みをつけるために使われ、一般に、緑色のものは青唐辛子、熟した赤いものは赤唐辛子と呼ばれています。

唐辛子には、ビタミンAとビタミンCが豊富に含まれ夏バテの防止に効果が高く、特に暑い地域で多く使われています。

また食物の保存に利用される事もありますが、サルモネラ菌や大腸菌などの食中毒の原因菌を殺菌する作用は無く食中毒を防ぐことは出来ません。

唐辛子の辛味成分はカプサイシンで、この辛さは刺激が強く人により好みがあり、この辛さが苦手な人もいます。

カプサイシンは、粘膜を傷つけるため、過剰に摂取すれば胃腸等に問題を起こすこともあるので気をつける必要があります。

唐辛子が夏バテに良いと言って過剰に摂取するのは考えものです、何事にもホドホドが大切ということです。

唐辛子を多く摂る国は胃癌や食道癌の発癌率が高いとの疫学調査があり、唐辛子の過剰摂取と発癌の関連性が指摘されています。

しかしカプサイシン単体が発癌性を持っている訳ではありません。

食品安全委員会によると成人の摂取量の限界は、カプサイシン5mg/kg/日とされています。


切手は1971年チュニジア発行の「花・果物・民間伝承切手」で、赤唐辛子が描かれています。



赤唐辛子.チュニジア.1971


切手は2016年ウクライナ発行の「野菜切手」で、赤唐辛子が描かれています。



赤唐辛子.ウクライナ.2016


切手は2018年トルコ発行の「スパイス切手」で、赤唐辛子が描かれています。



赤唐辛子.トルコ.2018