コカまたはコカノキは、中南米が原産で、コカノキ科コカ属の常緑低木樹です。
中南米の最古の栽培植物のひとつで、葉からコカインが抽出出来、葉は伝統的に嗜好品として原住民が疲れを癒やすために噛んでいました。
これがヨーロッパに持ち込まれコカの葉からコカインが抽出されることになります。
コカインは依存性が強いために問題視され制限されるようになりますが、現在では局所麻酔薬として類似の化合物が合成されて使用されています。
清涼飲料のコカ・コーラは元々、発明者のジョン・ペンバートン自身が患っていたモルヒネ中毒の治療薬として開発したものであり、当初コカ・コーラには、コップ1杯に9mgのコカインが含まれていましたが、1903年にはコカインは除去される現在に至っています。
コカインの有害性が明らかになると、1903年コカ・コーラはコカインの使用を中止し、代わりにカフェインを使用しています。
※日本コカ・コーラは、『「コカ・コーラ」の名前とコカインは一切関係ありません、語感がいいということで、“コカ・コーラ”という名前がつけられました。』と否定しています※
現在コカインはアメリカやヨーロッパの各国で麻薬として所持や使用が規制されており、日本でも麻薬及び向精神薬取締法で規制対象になっている麻薬です。
切手は1969年ルワンダ発行の『薬用植物切手』でコカと中央に薬学のシンボルであるヒゲイアの杯(蛇杯)が描かれています。
この切手は、コカ・コーラ社と米国郵政公社のコラボレーションによる、あのサンタクロースのフォーエバー切手です。
今でこそおなじみの”真っ赤な衣装に白いあごひげの陽気なサンタクロース”のイメージを世界中に定着させたのは、1931年のコカ・コーラのクリスマス広告であったことを知っていましたか?
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