子供の頃、種からアサガオを育てた人は多いと思います。

アサガオの種には毒があるのをご存知ですか?

アサガオの種を食べると強い下痢、腹痛、嘔吐を引き起こします。

アサガオの種に含まれる主な成分であるファルビチンは、峻下剤と呼ばれ、即効性があり、摂取するとすぐに非常に激しい下痢を起こす作用があります。

下痢以外にも、神経症状・血尿・粘血便・激しい腹痛・嘔吐・血圧低下を引き起こすことがあります。

大人でも種を粉末にしたものを0.5gほど摂取しただけですぐに下痢を引き起こし、収穫したばかりの種でも、時間をおいた古い種でも成分はほとんど変わりません。

アサガオの種を保存するときはアサガオの種だとひと目で分かるように保存し、子どもさんやペットの手の届かない場所に保管しましょう。

もともとアサガオは、生薬で「牽牛子(けんごし)」と呼ばれて珍重され、下剤などとして使われていました。

大正時代までは痰を治したり、解熱剤、通風、リウマチ、脚気などの治療薬としても使われていました。

現在でも種を粉末にしたものが漢方薬などに含まれているものもあります。

生薬だからといって素人判断でアサガオの種そのものを飲用たりしないようにしましょう、大変なことになりますから!!

日本アサガオや西洋アサガオのどちらの種にも下痢を引き起こす毒があります。

日本アサガオや西洋アサガオの種には下痢だけでなく神経症状を起こすものもああります。

日本アサガオや西洋アサガオは、種以外には毒はありませんので、葉や花に触れても大丈夫です。


切手は1961年発行の「花シリーズ切手」で、アサガオが描かれています。



アサガオ.1961


切手は2002年発行の「東京のふるさと切手」で、鉢植えのアサガオが描かれています。



アサガオ.東京.2002


切手は1985年アルゼンチン発行の「花切手」で、西洋アサガオ(マルバアサガオ)が描かれています。



マルバアサガオ.アルゼンチン.1985