この切手は、1946年ポーランドが発行した「マイダネク強制収容所の犠牲者追悼の寄附金付切手」で、収容者を毒ガスで殺す死神が描かれています。
マイダネク強制収容所は、ナチス・ドイツ占領下のポーランドのルブリン南方に、1941年から建設がはじめられ、1942年冬に完成しました。
収容所の建設が開始されてから間もなく最初の囚人移送されており、1942年5月の時点ですでに収容者4万人になっていたとみられています。
収容所では、ガス車1台と6つのガス室が設置されており、チクロンBと一酸化炭素を用いて一回につき2000人近くを殺害することが可能だったと考えられています。
犠牲者の総数は不明ですが、50万人は下らないとされています。
このような惨劇は、二度と繰り返されないことを願います。
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