この絵画は、1632年にレンブラント(1606~1669)が26歳の時に描き上げたものです。

現在はハーグの王立美術館マウリツハイスに所蔵されています。

Dr.トゥルプは、集団肖像画の第一人者の画家を選ばず若く未経験なレンブラントを選び、依頼したことは大きな驚きを周囲に与えることになります。

Dr.トゥルプは、自分を中心とした集団肖像画を後世に残すために若きレンブラントに白羽の矢を立てたのでしたが、これが的中し大成功を収め、レンブラントは見事な絵画を描き、彼の名声は一躍高まることになります。

この絵画は、Dr.トゥルプの指導を受けながら右下の解剖学書を一斉に注視している鋭い眼差し、そして中央に描かれた死体を照らす青白い光が印象的です。

右側の帽子をかぶり立派なヒゲを生やした人物がDr.トゥルプです。


切手は1968年トーゴで発行された「WHO創立20週年記念切手」で、レンブラント作の「トゥルプの解剖学講義」が描かれています。


Dr.トルプ解剖学.トーゴ.1968


切手は2019年オランダ発行の「アムステルダム国立美術館のレンブラント小型シート」の中の1枚で若いときのレンブラントのエッチングによる自画像が描かれています。



レンブラント自画像.オランダ.2019