医学や医療を題材とした絵画や彫刻などの美術作品は多く存在しています。
その美術作品を取り上げた切手も多くの国から発行されています。
今回から数回に分けて医学を題材として美術作品を取り上げた切手を紹介いたしますので、お付き合いください。
アムステルダムの国立美術館に所蔵されている絵画で、レンブラント(1606~1669)が1656年にの描いた「デーマンの解剖学講義」があります。
この絵画は1723年11月8日の火災で、損傷して解剖されている死体の部分はかろうじて残っていますが、デーマンの首から上が消失し彼の顔貌はわからなくなっています。
解剖されている死体は、盗みの罪で絞首刑になった青年で、領主が解剖のために死体を提供しました。
この絵画では、頭部の解剖の様子が鮮明に描かれています。
切手は1968年トーゴで発行された「WHO創立20週年記念切手」で、レンブラント作の「デーマンの解剖学講座」が描かれています。
切手は2019年北マケドニア発行の「レンブラント没後350年記念切手」で、彼の肖像が描かれています。
コメント