災害救助犬(レスキュードッグ)は、地震や台風、土砂崩れなど災害で行方不明になっている人を優れた嗅覚で捜索するために特別に訓練された犬たちです。
災害救助犬の歴史は古く、西暦1000年代にはスイスのアルプス中腹に修道院が建設された頃、修道院で飼われていたセントバーナード犬が遭難者を発見し、救助していたことが言い伝えられています。
スイスは山岳救助に犬を使っていた事から災害救助犬の始まった国であるとも言われています。
中でも40名以上の遭難者を救出したセントバーナード犬のバリー号が有名です。
災害救助犬は、犬特有の鋭敏な嗅覚を生かし、浮遊臭を捕らえて、瓦礫や土砂・雪崩の下敷きになってしまった被災者を発見・救助します。
日本の災害救助犬は、1976年のフリオール地震から、1999年の台湾中部地震や、国内の災害に出動し、合計100名近い人命を救助しています。
切手は2018年メキシコ発行の「地震救助犬へのオマージュ切手」で、災害救助犬のフリーダ(左)、エビル(中央)、エコー(右)が描かれています。
災害救助犬の "フリーダ (Frida)、エビル(Evil), エコー(Ecko) は、メキシコ海軍省所属で、2017年9月19日に起こった中部メキシコのM7.1の地震の時、首都メキシコ・シティのビル倒壊現場での捜索活躍が話題となりいまでも人気者です。
切手は2008年イギリス発行の「ワーキングドッグ100年記念切手」の1種で雪山で救助活動をする山岳救助犬が描かれています。
"RESCUE"の文字が描かれたイヌの着衣を身に着けています。
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