盲導犬は、視覚障害者を安全に快適に誘導する犬です。

犬が視覚障害者を引っ張っている様子は。古くはポンペイの発掘品の中に見られます。

確実な資料では、1819年ヨハン・ウイルヘルム・クラインというウイーンの神父が、犬の首輪に細長い棒をつけ盲導犬として正式に訓練したのが最初です。

日本に盲導犬が紹介されたのは、1938に盲導犬を連れて旅行中のアメリカの青年ゴルドン氏が日本に立ち寄り、講演してまわったことが最初です。
 
日本における盲導犬の頭数は、2020年4月現在で909頭です。

まだまだ視覚障害者の数からしてもその頭数は不足しています。

因みに米国ではおよそ10000頭の盲導犬が活躍しています。

1頭の盲導犬を訓練して世に送り出すために必要な費用は、訓練従事する人々の人件費を覗いてもおよそ250万円かかります。

国の助成費は少なく、盲導犬協会は企業や一般からの寄付で運営して盲導犬を育成していますが、運営は非常に苦しいのが現状です。

皆様方も是非とも盲導犬の育成を応援してください。

私も家族全員が盲導犬協会の賛助会員となり、毎年定期的に少額ですが寄付をしています。

切手は1926年ドイツ・ザールランド発行の「福祉基金切手」の中の1枚で、世界最初の盲導犬が描かれてます。

この盲導犬はハーネスを付けていなくリードが描かれています。


盲導犬.ドイツザール.1926



切手は2008年カナダ発行の「モントリオール盲人協会の100年記念切手」で、カナダの国名の下に点字であるエンボスが加工されています。

切手の図案は、視覚障害者を誘導するラブラドルレトリバーが描かれています。



盲導犬.2008.カナダ



切手は1979年米国発行の「盲導犬切手」で、目の不住な人を誘導するジャーマンシェパードが描かれています。


盲導犬.1979.米国