検疫探知犬は、日本国内に鳥インフルエンザや口蹄疫といった家畜の伝染病侵入することを防ぐ為に、旅客の手荷物の中から動植物検疫の検査を必要とする肉製品や果物等を嗅ぎ分けて発見する犬のことを言います。
米国,カナダ,オーストラリア,ニュージーランド及び韓国などで活躍しています。
特にオーストラリアの検疫は厳しく、検疫探知犬の活躍も目覚しく、更に検疫探知犬の育成にも力を入れています。
日本でも平成17年12月に活動を開始し、現在までに成田国際空港で2頭の検疫探知犬が活動しており、平成20年2月より新たに2頭が関西国際空港でも活動しています。
検疫探知犬としては,ビーグル犬が多く採用されています。
その理由としては,臭いを嗅ぎ回ることが好きで,かつ人なつこい性格であることから探知犬に適していて,体が小さくてかわいらしく、空港のような人混みでもジャマにらず、かつ旅行者に恐怖心を与えないからです。
検疫探知犬は、旅客が誤って持ち込む肉製品からの家畜の伝染病侵入を水際で防いでくれていますが、頭数は非常に少なくまだまだ体制としては不十分です。
切手は2008年オーストラリア発行の「検疫100年記念切手」で、空港のターンテーブルでパイナップルを手にする検疫官と探知犬(ビークル)を描く"植物検疫"の光景が描かれています。
切手は2012年香港発行の「使役犬切手」で、検疫探知犬として働くビーグルが描かれています。
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