使役犬とは、人間のために利用される犬のことを言います。
英語では使役犬のことを「working dog(ワーキング・ドッグ」といいます。
意味は「働く犬」です
よく知られている使役犬には、盲導犬・聴導犬・介助犬・検疫探知犬などがあります。
体の不自由な人のために、落とした物を拾ったりドアの開閉をするなど、日常生活をサポートしてくれる犬のことを言います。
介助犬の存在そのものが、どんなときでも対処できるという大きな安心感となります。
国内で初めて介助犬が誕生したのは1992年頃で、一人の女性がアメリカへ渡り介助犬を連れてかえってきたのが介助犬の始まりです。
その後、1995年には国産の介助犬が育成され、その後、数十頭の介助犬が各育成団体で育成されていますが、盲導犬と同様まだまだ頭数が足りないのが実情です。
2002年5月には「身体障害者補助犬法」が成立し、補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)を同伴しての社会参加が法的に認められました。
しかし、未だに理解に乏しいこともあり、店舗側の入店拒否により、不自由な外出等を強いられている障害者も多いのが現状です。
「身体障害者補助犬法」には義務としてあるが、やむをえない場合には拒否することができることとあるために、誤った解釈で入店を断ってるのです。
また、店によっては、「保健所の指導で」と言って入店を断りますが、食品衛生法で入ることを禁止されている場所は厨房のみちで、実際に保健所の指導がされていることも法律上ありえません。
確かに犬アレルギーや衛生面、そして犬が苦手な人もいるのは事実ですが、障害者の日常生活の一環としての手足となるということを理解して欲しいものです。
切手は2008年イギリス発行の「ワーキングドッグ100年記念切手」の一種で手紙を運ぶ介助犬が描かれています。
コメント