確かにタバコは、肺がんや脳血管障害、胎児への悪影響等々を引き起こすデメリットは存在します。

しかし、本当にタバコはデメリットだけなのでしょうか?

解剖学者で愛煙家でもある養老孟司氏が、タバコのメリットについて以下のように語っています。

人がタバコを吸う理由としては、仕事や勉強をするという行為は脳の中で「秩序を生み出す」行為であり、秩序を生み出すにはエネルギーが必要で、エネルギーを消費するとエントロピーが増大し、無秩序が生み出される。
 
つまり、無秩序は常に秩序と同じ量だけ生み出されるのので人間は1日の3分の1は眠らないと生きていけないが、眠っている間に溜まった無秩序を清算してスッキリさせていると考えられる。
 
タバコを一服するというのは睡眠と同じで、無秩序を少しだけ清算していることから、タバコをやめれば別の方法で無秩序を解放する必要があり、そうしなければ溜め込むばかりになる。

タバコを吸う事により、無秩序を精算しているということです。
 
タバコを吸い続けるのは中毒というのではなく、何かメリットがなければ、こんなに多くの人々が吸い続けたりはしない。

要するにタバコは健康に悪いかもしれないが、メリットもたくさんあるり、タバコをやめれば問題解決かといえば必ずしもそうとは言えないと語っています。

嗜好品のタバコを吸う事と吸わないことは、各自の自由です。

吸う人の権利もあれば、吸わない人の権利もあります、吸わない人が吸う人の権利を犯すことは出来ませんし、その逆もそうです。

吸う人は、自分の健康に注意して、吸わない人の迷惑にならないように吸うことです。

また、吸わない人も何が何でも吸ってはならないと、禁煙を押し付けることは、吸う人の権利を犯すことになりますので、注意が必要です。

吸う人も、吸わない人もタバコとうまく付き合う必要があると思いますが?

皆様方はどう考えられますか?

切手は2000年ドミニカ発行「千年紀切手」の中の1枚で、「タバコが健康に与える害を妊婦の喫煙」で描いています。

妊娠時の喫煙は胎児に悪影響を及ぼすので避けるべきです。


ドミニカ国.2000.妊婦と禁煙