母親に感染症が無ければ、母乳は多くの乳児にとって最良の食事です。
母乳により成長に必要な栄養分と、母乳中の免疫抗体による各種感染症の感染防御に対する免疫抗体を得ることが出来ます。
乳児にとって授乳が最良の食事手段であるため、世界保健機関(WHO)や米国小児科学会(AAP)など、多くの政府機関や国際機関が母乳栄養を推奨していますし、わが国においても厚生労働省が母乳推進運動を行っています。
しかし、母乳によって乳児に感染症が感染することもあります。
例えば、HIVやHTLV-1は、母乳中にこれらのウイルスが排泄されることから、免疫力の未熟な乳児は、母乳を飲むことにより感染する可能性があることから、これらの感染症に感染した女性は、母乳栄養を避ける必要があります。
切手は1985年アルジェリア発行の「家族計画切手」で、母親が母乳を与えている姿が描かれています。
切手は1988年モーリシャス発行の「WHO創立40年記念切手」で、母親が母乳を与えている姿が描かれています。
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