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梅毒は、梅毒トレポネーマ (Treponema pallidum) によって引き起こされる性行為感染症のひとつです。

梅毒が歴史上に突発的に現われたのは15世紀末であり、そのため梅毒の由来については種々の説があります。

諸説の中でも現在一番支持されている説としては、クリストファー・コロンブス(1451年頃~1506)の率いた探検隊員がアメリカ上陸時に原住民の女性と性行為をして感染し、ヨーロッパに持ち帰り、以後世界に蔓延したとする説です。

アメリカでも古い原住民の骨に梅毒の症状がある例が発見されており、また日本でも、コロンブス以前の人骨には梅毒による病変が全く見つかっていないなど証拠が多いことから、コロンブス説が最も有力視されています。

抗生物質のない時代には、確実な治療法がなく、多くの人が死亡し、死亡しなくても慢性化して障害をかかえたまま苦しむ者が多く存在したことが、当時の記録に垣間見ることが出来ます。

梅毒トレポネーマは抗生物質への耐性を獲得していないことから、抗生物質の効き目は非常に良く抗生物質の投与で完治します。

抗生物質の登場で一時期は、梅毒感染者は激減し、根絶されるかと思われましたが、最近では逆に感染者がますます増加する傾向にあります。

切手は1981年ギニアビサウ発行の「大航海者小型シート」で、切手にはコロンブスの肖像とサンタ・マリア号が、シート面左下には原住民との交流が描かれています。



コロンブス.ギニアビサウ.1981