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男性(オス)を表す♂(マスキュラ)、女性(メス)を表す♀(フェミニン)という記号、これは性器の形を模したものと言われますが、実際は15世紀のヨーロッパで盛んだった占星術で使われた惑星記号に由来するものです。

太陽と月と5つの惑星の組み合わせは現在の「曜日」にも残っていますが、♂は惑星記号で火星を表します。

火星はローマ神話に登場する軍神マルスの象徴で♂はマルスが持っていた槍と盾を記号化したものです。従って♂は火星(マーズ)の惑星記号にも使われます。

一方♀は金星を表す惑星記号で、美の女神ビーナスの象徴で、♀はビーナスが持っていた手鏡を記号化したものです。♀は金星(ヴィーナス)の惑星記号にも使われます。

♂♀(オスメスマーク)が生殖器というのは間違いです。

この単なる惑星記号を性別記号として採用したのは、1753年スウェーデンの植物学者で「植物分類学の父」と称されるカール・フォン・リンネ(1707~1778)です。


切手は、1984年スウェーデン発行の「女性の権利100年記念切手」で、♂と♀マークを使用して100の数字が描かれています。

オスメスマーク.1984.スウェーデン




切手は1939年6月2日、「スウェーデン王立科学アカデミー200年記念切手」の1枚で、リンネの肖像が描かれています。


リンネ.スウェーデン.1939