不思議の国のアリス症候群 (Alice in Wonderland syndrome, AIWS) とは、知覚された外界のものの大きさや自分の体の大きさが通常とは異なって感じられることを主症状とし、様々な主観的なイメージの変容を引き起こす症候群です。

『不思議の国のアリス』は、イギリスの数学者にして作家チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン(1832~1898)が、ルイス・キャロルの筆名で1865年に出版した児童文学で、子供の頃には絵本として読んだことがあるはずです。

この作品では、白うさぎの縦穴を通り抜けて、人間の言葉を喋る動物や人間のようなトランプの札が住むファンタジーの世界へ落ち込んだ、アリスという名前の少女の物語が語られています。

この症候群の名称は、ルイス・キャロルの児童文学『不思議の国のアリス』で薬を飲んだアリスが大きくなったり小さくなったりするエピソードに因んで、1955年にイギリスの精神科医ジョン・トッド(1914年~1990年)により名付けられました。

日本語では 「大視症」「小視症」 とか 「変視症」(歪んで見える) などとも呼ばれていますが、「アリスコンプレックス」 とは何の関係もありません。


切手は1979年イギリス発行の「国際児童年記念切手」で、不思議の国のアリスが描かれています。



不思議の国のアリス.1979.イギリス



切手は1980年モルジブ発行の「ディズニー切手」で、不思議の国のアリスの一場面が描かれています。



不思議の国のアリス.モルジブ.1980


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