エイズとは、、後天性免疫不全症候群 (Acquired Immunodeficiency Syndrome:AIDS) の略称で、ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus:HIV)に感染した人が、免疫能の低下により23の合併症のいずれかを発症した状態のことをいいます。
ヒト免疫不全ウイルスに感染していても、23の合併症のいずれかを発症していない限りエイズとは言いません。
HIVの感染源となるのは、精液・膣分泌液・血液・母乳などで、その主な感染経路は、性行為による感染、血液を介した感染・母子感染の3つです。
HIVを含む精液・膣分泌液・血液などが性行為によって相手の性器や肛門、口などの粘膜や傷口から体内に入り感染します。
感染予防のためには性行為やオーラルセックスの際には正しくコンドームを使用することです。
コンドームを正しく使用することで、HIVの感染は予防可能です。
HIVの感染予防ワクチンは、2020年11月時点でも存在していません。
抗HIV薬は多く開発されており、高い治療効果が得られており、今やエイズは死に至る病でなくなりましたが、体内のHIVを完全に殺すことができないために、HIVに感染した場合は一生抗HIV薬を飲み続ける必要があります。
大切なことは早期発見・早期治療です。
一旦エイズを発症してしまいますと、抗HIV薬の効果は非常に悪くなります。
切手は2011年トーゴ発行の「HIV発見30年記念小型シート切手」で、HIVの模式図、レッドリボン、血液中のHIV、世界のAIDS患者の分布図が描かれています。
切手は2007年セルビア発行の「エイズ撲滅切手」で、HIVを握りつぶすを描いてエイズ撲滅を表現しています。
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