一般的に子宮がんと呼ばれるものは、子宮頸がんと子宮体がんのふたつがあります。

比較的若い女性に多いのが子宮頸がんで、年配の女性に多いのが子宮体がんです。

子宮頸がんと子宮体がんは全く別のがんです。

地方自治体が行なっている子宮がん検診も、"子宮がん"と総称して呼んでこれらを区別していません。

子宮頸がんは子宮の頸部即ち、膣から子宮をつなぐ入り口の部分のことで、性行為の際に男性性器を受け入れる奥の部分にできます。

子宮頸がんの原因は、ヒトパヒローマウイル(HPV)が関係していることが明らかになっています。

子宮頸がんは検査がしやすいため、検診によって早期に発見して、早期の治療を行えば治りやすいがんでもあります。

また初性交前の女性に子宮頸がん予防ワクチンの接種が開始され、予防対策が行われています。

子宮体部がんは、子宮の奥の方に出来き、閉経後に多く発生します。

出来る原因としては、ホルモンバランスが関係していると言われています。

子宮体部がんは子宮の内部に出来ることから、普通のがん検診での発見は難しく、婦人科での検査が必要となります。


切手は2004年アルゼンチン発行の「子宮ガン予防キャンペーン切手」で、女性の胴体と生殖器とし子宮が描かれ「予防検診が早期発見を可能にする」の文字が記載されています。



子宮がん.アルゼンチン.2004