ベーチェット病 は1937年 にトルコの皮膚医フルス・ベーチェット(1888~ 1948)によって発見された病気で、口腔粘膜の再発性アフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状を主症状とする慢性の全身性炎症性疾患です。
現在では 自己免疫疾患の一種とされています。
病因は未だ不明です。
現在言われていることとして、 ヒト白血球抗原 (HLA)の中のHLA-B51というタイプで、健常者に比べ、その比率がはるかに高いことがわかっています。
2013年3月末現在、この疾患の特定疾患医療受給者数は19,147人で、世界的にみると日本をはじめ、韓国、中国、中近東、地中海沿岸諸国といった北緯30度から45度付近のシルクロード沿いの地域に多く見られることからシルクロード病とも呼ばれています。
治療法としては、ベーチェット病の病状は非常に多様なことからして、すべての病状に対応できる単一の治療があるわけではなく、個々の患者の病状や重症度に応じて治療方針を立てる必要があります。
切手は1980年トルコ発行の「ヨーロッパ切手」で、ベーチェットの肖像とともに実験風景が描かれています。


切手は1986年チュニジア発行の「リウマチ学に関する第3回地中海デーと第9回眼科会議記念切手」で、ベーチェットの肖像が描かれています。

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