ウナギの刺し身にはなかなかお目にかかったことがありません。

何故なのでしょうか?

ウナギは毒を持っているから生では食べられないのです。

それではウナギの持つ毒とはどのような物なのでしょうか?

ウナギは、イクシオトキシンと呼ばれるタンパク質性の神経毒でを持っています。

この毒は口に入ると下痢、吐き気などの中毒症状を引き起こし、目に入ると結膜炎を引き起こします。

また傷口に入ると炎症をも引き起こし、大量に食べると死亡することもあります。

しかしこの毒は、タンパク質であるため、60.5℃程度の加熱で失活し毒性は消失します。

そのためにウナギは刺身では食べず、蒲焼として食されています。

ただし、ウナギの血液をきれいに洗ってとり除けば刺身として食べられないことはなく、実際には静岡県浜松市や埼玉県久喜市などには、ウナギの刺身を出している店がありますが、危険を冒して刺身を食するより、ウナギの本来の美味しさは刺身よりは蒲焼きの方が良いと言う先人の知恵なのかもしれません。


切手は1966年日本発行の「魚介シリーズ切手」で、ニホンウナギが描かれています。

うなぎ.日本.1966


切手は1996年北朝鮮発行の「淡水魚切手」で、日本人が食するニホンウナギが描かれています。



ニホンウナギ.1996.北朝鮮



切手は2020年日本発行の「おいしいにっぽんシリーズシール切手」中の一枚で、うなぎせいろ蒸しが描かれています、おいしそうですねぇ。


うなぎせいろ蒸し