ヘルメスは、ギリシア神話に登場する通信、交通、商業の神で、万能の神ゼウスの使者として、つばの広い帽子を被り、翼の生えたサンダルを履き、走り回り、そのずるさから盗人の守護神でもあります。
彼の持つ2匹の蛇が絡まり、杖の頭に翼の付いた『ヘルメスの杖』は、神の杖、聖者の杖、伝令使の杖を意味していますが、商業・通信・交通のシンボルで、『カデュセウス』と呼ばれますが、医学のシンボルではありません。
この『ヘルメスの杖』は、医学のシンボルではありませんが、中世から『アスクレピオスの杖』と混同されて、現在では、共に医学のシンボルとして使用されています。
切手は1955年スリナム発行の「パラマリボ見本市切手」で地球儀とともにヘルメスの杖が描かれています。

切手は1979年ペルー発行の「ペルー口腔大学50年・第四回国際会議記念切手」で、2匹の蛇が絡まったヘルメスの杖が描かれています。

コメント