アスクレピオスとは、ギリシア神話に登場する医神で、1匹の蛇が巻き付いた杖を持っています。
この蛇の巻き付いた杖は、医学のシンボル(紋章)として、古代から使用されています。
蛇は善と悪の二面性を持つ動物として、扱われますが、脱皮を繰り返して成長することから、健康・復活・再生を表現するイメージとしての善の面から医学を象徴として使用され、杖は足の不自由な人が歩くときの補助的な道具ではなく、地上に成長する植物的生命を象徴しています。
この『アスクレピオスの杖』は、別名『メディカル・カデュセウス』とも呼ばれます。
切手は1949年イタリア発行の「第二回世界保健会議記念切手」で、、医学のシンボルである『アスクレピオスの杖』が地球儀を背景に描かれています。
切手は1968年ギリシア発行の「第5回ヨーロッパ心臓学会記念切手」で、アテネのアスクレピオス神殿後より発掘されたレリーフにアスクレピオスの杖が彫られています。
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