車椅子は、身体の機能障害などにより歩行困難となった者の移動に使われる福祉用具です。

日本の道路交通法では、車両とは異なり、"身体障害者用の車いす"として扱われていることから、そのため通行中に限っては歩行者として扱われています。

車椅子の利用者は貸障害者が多いですが、心臓や呼吸器疾患の患者・加齢による歩行困難な人・下肢の骨折者なども使用することがあります。

車椅子の歴史はかなり古く、「三国志演義」の中で諸葛孔明(彼は健常人)が車椅子に乗っている描写が存在しています。


諸葛孔明(181~234)は3世紀初めの、三国時代の蜀の軍略家・丞相で、天下3分の計を説いて劉備の建国を助けた人物です。

切手は2014年中国発行の「諸葛丞相記念切手」の小型シートで、羽扇を持つ諸葛孔明が描かれています。

※諸葛孔明はいつも手に「羽扇(うせん)」というガチョウの羽で出来た扇子を持っています。

これは扇子というより、うちわのようで、この羽扇は、後漢から晋時代にかけて文人の間で流行していたもので、諸葛孔明も白羽扇を愛用していました。

映画三国志演義の中でもいつもと言って良いくらい、諸葛孔明は白羽扇を持っています。


諸葛孔明.中国.2014


切手は1998年中国発行の「三国志切手(5次)」で、秋風五丈原の場面を描いたもので車椅子に乗って移動する諸葛孔明が描かれています。


孔明と車椅子.198.中国