ヒギエイアは、ギリシア神話に登場する女神で健康の維持や衛生を司る女神とされています。
ヒギエイアは、医神アスクレーピオスの娘で、神殿で聖なる蛇を飼育し、 日々父のアスクレピオスの診療の手助けをし「健康の女神」と称されています。
ヒギエイアは、後には女性の健康を守る神、特にいわゆる婦人病に関しては大きな権能を持つとされ、当時の女性の間に彼女の絵姿や小さな彫像を髪飾りにすることなどが流行したと言われています。
ヒギエイアが聖なる蛇に餌を与える時に使用した蛇杯を『ヒギエイアの杯』と呼び、薬学と医学の両方シンボルとして使用されます。
『ヒギエイアの杯』については後ほど紹介させていただきます。
切手は1932年ニュージーランド発行の「健康切手」で、聖杯をかざすヒギエイアが描かれています。
切手は1977年チェコスロバキア発行の「名画切手」で、ルーベンスの描いたヒギエイアで聖なる蛇に餌を与える姿が描かれています。
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