世界中の神話の中には医学に関することが多く登場しています。
神話の中に登場する医学について紹介していきますのでお付き合いください。
最初はギリシャ神話から見ていきたいと思います。
神話の中に登場する医学について紹介していきますのでお付き合いください。
最初はギリシャ神話から見ていきたいと思います。
アポロンは、ゼウスとレトの息子で双子の妹にアルテミス(月の女神)がいます。
アポロンは、太陽神、医術、音楽の神であり、詩、数学、予言の守り神とされています。
アポロンは輝くばかりに美しいので、ポイポス(輝くもの)、楽人の王、神託の王、黄金の弓の支配者などと呼ばれています。
毎朝、東の宮殿で目覚め、黄金の太陽の馬車に乗って大空を通り、炎をたなびたせながら西の地平に降り立ち、馬をつなぐことを行事としていました。
アポロン自身にも医神の神格があるますが、それが分化したような息子の医神アスクレピオスがいます。
アポロンは人間が助けを求めるためにアポロンに祈ることを許し、また、救いを求めれば直ちに現れ、苦しんでいる人間を死から救うと言われています。
その為にアポロンは、「救いの神」として現在も深く信仰されています。
アポロンは、汚れを極端に嫌い、戦いなどで流された血を清めることを人間に教え、罪で汚れた人間は、カスタリアの泉で身を清める事も人間に伝えたとされています。
さらに、心も清めることを説き、何時も心を清く、純粋であることを教えたとされています。
またアポロンの異名で、医神としてパイエーオーンと呼ばれることもあり、神々が傷ついた時、治療する神 であるとホメロスが記載しています。
ダフネはテッサリアの河神ペネイオスの娘で、エロスが自分の小さな弓をアポロンに揶揄されたため、相手を愛する金の矢をアポロンに、愛情を拒絶する鉛の矢をダフネに放ち、双方の胸に突き刺さります。
相手を愛する金の矢を受けたアポロンは、ダフネを恋焦がれることになります。
一方愛情を拒絶する鉛の矢を受けたダフネは、アポロンを避け、アポロンに追い詰められたダフネは父に自らの姿を変えるよう祈ります。
その結果、ダフネの身体はみるみる月桂樹に変わってしまいます、月桂樹に変わったダフネにアポロンがせめて自分の樹になってほしいと言うと、枝がかすかにうなずき、葉を彼の頭に落とします、それ以後アポロンは永遠に月桂冠を身につけていると言うことです。
切手は1973年ニジェール発行の「古典的な彫刻切手」で、アポロンの全身像が描かれています。
切手は1958年ギリシャ発行の「神話切手」で月桂樹になったダフネの月桂冠をかぶるアポロンが描かれています。
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