『解夏』(げげ)は、2002年に刊行されたさだまさし著の短編小説集を映画化したもので2004年東宝作品です。
※「解夏」とは、仏教の僧が夏に行う安居という修行が終わる時を言い、対語は結夏(けつげ)と言い修行が始まる時※
監督:磯村一路、出演者:大沢たかお、石田ゆり子、富司純子
目の視力が徐々に失われてゆく難病・べーチェット病に冒された若い男性教師の苦悩と葛藤、そして新しい一歩を踏み出すまでを描いた感動のヒューマン・ラブストーリー。
ベーチェット病は、1937年トルコの皮膚科医フルス・ベーチェット(1888~1948)が、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、皮膚の結節性紅斑様発疹と陰部潰瘍及び虹彩毛様体炎を主徴とする疾患として初めて発見しました。
ベーチェットは1924年に最初の男性患者に遭遇した際には、この疾患の再発性に注目して当初はウイルス性疾患と考えたが、1930年に第二例目の患者に遭遇し、この疾患が独立したものであるとことを1937年に世界に向けて提唱したわけです。
ベーチェット病は、現在では自己免疫性疾患の一種に分類されています。
切手は1980年トルコ発行の「ヨーロッパ切手」で、ベーチェットの肖像と共に医学実験の光景が描かれています。
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