『黒い雨』は、1989年5月13日より公開された原子爆弾の恐怖と悲劇を描いた日本映画です。
黒い雨とは原子爆弾が炸裂した後に降る黒い雨を指しています。
この雨の中には原子爆弾炸裂時の泥やほこり、すすなどを含んだ重油のような粘り気のある大粒の雨で、放射性降下物(フォールアウト)の一種です。
熱線や爆風を免れた地域にも降り、放射能汚染を拡大しました。この雨にうたれて下痢や脱毛、出血傾向、急性白血病などの急性放射線障害を発症した人もいます。
東映映画化 監督 今村昌平、出演者 田中好子、北村和夫、市原悦子、三木のり平。
広島の原爆投下によって人生を変えられた閑間夫婦と姪の矢須子の悲劇的な運命と、二次被爆の恐ろしさも明瞭に描かれている作品です。
切手は1962年ガーナ発行の「原爆のない世界のためのアクラ会議開催記念切手」で、原爆炸裂の際に出るきのこ雲がドクロの形をしています。
ドクロと背景の黒味かかった赤色が原爆の恐ろしさを表しています。
切手は2005年ネヴィス発行の「日本との戦勝60周年記念切手」で、きのこ雲が描かれています。
コメント