「レッドリボン」は、ヨーロッパに古くから伝わる風習のひとつで、病気や事故で死んだ人々への追悼の気持ちを表すものです。
この「レッドリボン」がエイズのために使われ始めたのは、米国でエイズが深刻な社会問題となってきた1980年代の終わり頃のことです
演劇や音楽などの分野で活躍するニューヨークのアーティスト達にエイズが広がり、それが原因で次々と倒れる人々が増えてきました。
そうした仲間達に対する追悼の気持ちと『PWA/H(People living With AIDS/HIV:エイズ/HIVと同棲する人々)』への理解や支援の意思を示すために「ループしたレッドリボン」をシンボルにすることがアーティストの間で始まりました。
後にこの「レッドリボン」運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、現在に至っています。
「レッドリボン」を身につけて、エイズに対する偏見やPWA/Hに対する差別を持たないというメッセージを人々に伝えます。
世界各国から「レッドリボン」を描いた多くの切手が発行されています。
切手は、1998年マケドニア発行の「エイズ撲滅切手」で、ループしたレッドリボンに♂と♀のマークが描かれています。
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