『フランケンシュタイン』は、メアリー・シェリーが1818年に匿名で出版したゴシック小説『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』の日本における書名のひとつです。

多くの人々は、科学者が創造した人造人間の名前を『フランケンシュタイン』と誤解していますが、『フランケンシュタイン』は人造人間そのものの名前ではなく、それを作った科学者(ヴィクター・フランケンシュタイン)の姓です。

このような呼ばれ方をするのは、科学者フランケンシュタインが自ら作った人造人間に命名しなかったことから、人造人間は固有の名前を持っていなかったからです。

科学者フランケンシュタインは、自ら墓を暴き、人間の死体を手に入れ、それをつなぎ合わせることで一体の人造人間の創造に成功しました。

小説の中で死体をつなぎ合わせる事が描かれていますが、これは現在で言う「臓器移植」の一種です。

1818年に書かれた小説の中に、現在の「臓器移植」の概念が潜んでいることは非常に興味深いことです。

1931年米国ユニバーサル映画が作成した「フランケンシュタイン」に、怪物役で出演した俳優のボリス・カーロフ(1887~1969)は一躍有名となったことは多くの人が知っていることです。

1931年、35年、そして39年とボリス・カーロフは、怪物役で出演していますが、どの映画も迫力満点で面白いです

DVD化されて販売されていますから一度鑑賞してみてください。

切手は1997年米国発行の「怪奇映画のモンター切手」で、ボリス・カーロフが演じる怪物が描かれています。


フランケン.アメリカ

切手は1997年イギリス発行の「フランケンシュタインの作者 メアリー・シェリー生誕200年記念切手」で、「フランケンシュタイン」に登場する怪物が描かれています。


フランケン.イギリス