吸血鬼が人の血液を求める伝説は、何らかの病気とも関係していると考えられます。
一例を上げれば、血液のヘモグロビンを合成する機序が正常に働かない ポルフィリン症は、光過敏症、皮膚・歯肉の萎縮、歯の赤変などの症状を呈します。
ヘモグロビンの合成ができないことから、その治療として自ずから人の血液を吸血するということがなされたと考えられます。
また、吸血鬼が太陽の光に弱いこともこの病気に関係しているとも考えられます。
医学知識乏しい時代では、治療のひとつとして血液を飲むこと、すなわち吸血伝説の元になった可能性が指摘されています。
2004年ルーマニア発行の「ドラキュラ切手」で、牙を剥いて血を求めて彷徨うドラキュラが描かれています。
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