山中 伸弥(1962~)は、日本の医学者・京都大学iPS細胞研究所所長・教授は、「成熟細胞が初期化され多能性をもつことの発見」により、2012年のノーベル生理学・医学賞をジョン・ガードンと共同受賞されています。
体のさまざまな組織の細胞になる能力がある「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」の開発は、再生医学や創薬の切り札になることが期待されています。
※人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells)とは、体細胞へ4種類の遺伝子を導入することにより、ES細胞(胚性幹細胞)のように非常に多くの細胞に分化できる分化万能性 (pluripotency)と、分裂増殖を経てもそれを維持できる自己複製能を持たせた細胞※
ヒトの皮膚などの体細胞に初期化因子を導入して作製するiPS細胞は、体中のほぼすべての細胞に分化する能力と、ほぼ無限に増殖する能力を獲得した多能性幹細胞です。
iPS細胞の作製技術は日々多様になっていて、それにともないiPS細胞の性質や安全性、作製効率が異なってます、更に初期化のメカニズムもまだ不明な点が多くあり今後の課題は多く存在しています。
がん化などのリスクが低く、動物由来成分が含まれない方法でのiPS細胞培養方法を確立され普及過程にあります。
切手は2013年モザンビーク発行の「ノーベル賞受賞者小型シート」で。左下の切手の右側に山中博士が描かれています。
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