エジプトの神で後に最初の眼科医として崇められるホルスは、穀物と復活の神オシリス(父)と月の神イシス(母)の子供で、右目は太陽、左目は月とされていました。
農耕と牧畜を人間に教える優しい神オシリスは、弟である闇の神セトに妬まれ殺されてしまいます。
ホルスは父の仇を討とうとしましたが、逆にセトに両眼をくりぬかれて盲目になってしまいます。
ホルスを哀れんだ医神で浣腸法発明の神トートは、呪文を唱えながらホルスの両眼を縫い合わせますが、元に戻ったホルスの眼は64分の63で64分の1が失われてしまいます。
エジプトでは、一度失われたホルスの眼に光が再びもどったように病が治るようにと願いから、ホルスを「病の守護神」として崇めています。
切手は1976年エジプト発行の「世界保健の日記念切手」で、ホルスの眼が描かれています。
"用心は失明を防ぐ(Forsight prevents blindness)"の標語が記載されています。
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