額から一本の角が生えた美しい白馬の姿で形象される怪物として描かれています。
中世では、優美な様子に描かれ、処女の膝に頭を乗せるといい、汚れには耐えられないなど、純潔なイメージが強くなるが、反面、大変に獰猛で、 その角の一刺しは象をも屠ると伝えられています。
もし自分と関わった処女が偽物であることがわかった時には、激しく怒り狂い、自分を騙した女性を八つ裂きにして殺してしまうと言われています。
処女を好むことから、ユニコーンは「純潔」、「貞潔」の象徴ともされています。
ユニコーンの力は、その角に秘められており、邪悪な力を払い、いかなる病気をも治すことができると伝えられています。
ユニコーンの角には水を浄化し、毒を中和するという不思議な特性があり、さらに痙攣や癲癇などのあらゆる病気を治す力を持っていると言われていました。
角だけでもその力があるため、ユニコーンの角は魔法の薬の材料として、極めて高価に取引されていたと伝えられています。
実際19世紀に至るまで、ロンドンではユニコーンの角の粉が入った薬が本当に売られていましたが、実際この薬の正体はイッカククジラの角で、今ではユニコーンはイッカククジラをもとにした伝説とも言われています。
切手は2015年ギニアビサウ発行の「クジラ小型シート」で、右上にイッカククジラが描かれています。
切手は2015年ギニアビサウ発行の「クジラ小型シート」で、右上にイッカククジラが描かれています。
スコットランドがグレートブリテン王国となって以後は、現在のイギリス王家の大紋章に「ユニコーンが向かって右側のシニスター」に、イングランド王家の紋章にも用いられていた「レパード(獅子)が向かって左側のデキスター」に、サポーターとして描かれています。
切手は1939年イギリス発行の「キングジョージ6世切手」の中の一枚で、右側にユニコーンが描かれれています。

切手は2009年イギリス発行の「神話の動物切手」でユニコーンが描かれています。
切手は2011年オーストラリア発行の「伝説の生物の小型シート」の中の1枚でユニコーンが描かれています。


この切手の面白いところは青と赤の2色をずらして印刷して、専用の眼鏡をかけると立体的に見える、アナグリフ印刷(3D印刷)切手なのです。
専用眼鏡を付けてみればユニコーンが立体的に見えます。
切手は2000年アイルランド発行の「グリーティングスタンプ 2000 - 神話上の生き物」の中の一枚で、でユニコーンが描かれています。


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