小さな切手が多くの人々に訴える力は非常に大きいことから、多くの国々から人々に訴えることを切手に託して発行されています。
今回から数回にわたって多くの人々に訴えることを目的とした切手、あるいは切手のデザインからそれを汲み取ることのできる種々の切手を紹介していきますのでお付き合いください。
第一回目は、『1.新型コロナウイルス変異株のBA.2.75がケンタウロスと呼ばれる!』です。
今回から数回にわたって多くの人々に訴えることを目的とした切手、あるいは切手のデザインからそれを汲み取ることのできる種々の切手を紹介していきますのでお付き合いください。
第一回目は、『1.新型コロナウイルス変異株のBA.2.75がケンタウロスと呼ばれる!』です。
ケンタウロスとは、ギリシャ神話に登場する馬の首から上が人間の上半身の半人半獣の種族の名前です。
ケンタウロスは英雄ヘラクレスの妻ディアネイラを対岸へ運ぶときに彼女を犯そうとしたため、ヘラクレスに退治されています。
ケンタウロスは本来好色で酒好きの暴れ者ですが、中には異なる種族があり彼らは野蛮ではなく、医術の神アスクレーピオスをはじめ、アキレウスなど数々の英雄を教育した賢者としてケイロンが知られていますまたケイロンは不死でした。
またケイロンは医学の祖とされています。
新型コロナウイルスのうち感染力が最も強力なBA.2.75はケンタウロスと名付けられています。
世界保健機関(WHO)は2022年7月7日BA.2.75を「懸念される変異株における監視下の系統」に分類しましたが、これは感染力が強いか致命率が高いため、公衆保健に影響を及ぼす可能性が高い変異株としての分類です。
ケンタウロスとの命名の由来は、"BA.2.75"は"BA.2"と"BA.5"の両方の特徴を持っていることから、ギリシャ神話に登場する上半身は人、下半身は馬の怪物、「ケンタウロス」と呼ばれています。
ケンタウロスという呼び方は世界保健機関が正式に命名したものではなく、研究者たちの間やSNS等で使用されるうちに普及した名称です。
日本だけでなく世界的に"BA.2.75"はケンタウロスと呼ばれていますが、名付け親は不明です。
切手は1910年ウルグアイ発行の「革命100周年記念切手」の中の一枚で、ケンタウロスが描かれています。
切手は1970年ギリシャ発行の「ヘラクレスの偉業切手」の中の一枚で、ケンタウロスを退治するヘラクレスが描かれています。
切手は2020年チャド発行の「新型コロナウイルス小型シート」で、切手面には患者を診る医療スタッフ、シート面には消毒するスタッフ・検査をするスタッフ・検体を診るスタッフ・病院船・新型コロナウイルスの模式図が描かれています。
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