ニホンアマガエルは身近なカエルですが、皮膚から分泌される粘液には弱い毒がありますが、触れても直ちに死に至るほどではありません。

カエルをさわった手を洗わずに目をこすったり、物食べたりすると目や口から入った毒によって炎症や幻覚作用が引き起こされます。 

最悪の場合失明することもあります。

アマカエルの毒は、身の危険を感じたカエルが自分を守るための自衛手段です。

ニホンアマガエルの毒の成分は、ヒストンH4というタンパク質がそれに当たるようです。

アカメアマガエルやアメリカアマガエルなどの種類も弱い毒を持っています。

アマガエルを触った手で目を擦ってしまった場合は早めに目を水でよく洗い念のため眼科を受診してください。

食事の前も手を洗っうことが大切です。

子供の頃よくアマガエルを捕まえて遊んだ記憶がありますが、取り立てて障害があったとの記憶はありません、必要以上に怖がることはありません。

気をつけなければ入れないのは、ペットの犬や猫がカエルを捕まえて食べてしまうことです。

その結果中毒を引き起こし、口腔の刺激やよだれ、下痢などの体調不良を起こし、最悪の場合、呼吸困難から運動麻痺、発作などにより死に至る可能性まであります。

生きたカエルだけでなく、死んだカエルも危険ですので、公園で散歩させる際にはご注意ください。

ペットの犬や猫がアマガエルを食べてしまった、舐めてしまった場合は口のまわりを洗いすぐに動物病院に連れて行ってください。

ちなみに最近ではニホンアマガエルの姿をとんと見かけなくなりました。

切手は2010年日本発行の「生物多様性条約第10回締結国会議記念切手」で、ニホンアマガエルが描かれています。


ニホンアマガエル.2010


切手は1992年北朝鮮発行の「カエル切手」の中の一枚で、ニホンアマガエルが描かれています。



ニホンアマガエル.北朝鮮.1992