コロボリーヒキガエルモドキは、オーストラリアに生息する絶滅危惧種の毒ガエルです。鮮やかな黄色のストライプ模様をしており、個体識別が容易に行えます。

コロボリーヒキガエルモドキは、食べるものからではなく、自分の体内で毒を作り出すことができるのが特徴です。これは脊椎動物の中でも珍しい特徴です。

ヒキガエルの毒には、幻覚作用を引き起こすブフォトキシンという成分が含まれています。

この毒は、皮膚に付いた場合は炎症を起こし、誤って口にした場合、幻覚・嘔吐・下痢・心臓発作などの症状が起こったり、最悪の場合は死に至ります。

ヒキガエルの毒は、耳腺と呼ばれる器官から分泌されます。この毒は、神経系・ステロイド系の毒素です。

本種は、食べ物によらず毒を作り出すことができます。

コロボリーヒキガエルモドキ(Pseudophryne corroboree)は、カメガエル科に分類されるカエルです。体長は最大3cmで、背中は明るい黄色と黒の縞模様が特徴的です。この模様は四肢や脇腹にも続きます。

コロボリーヒキガエルモドキは、オーストラリアの雪山にある泥炭湿原、湿った草原、湿った荒野に生息しています。絶滅が危惧されており、性成熟に達するのは4歳です。

コロボリーヒキガエルモドキは、世界で最も視覚的に印象的なカエルの1つです。

切手は1982年オーストラリア発行の「爬虫類と両生類切手」の中の一枚で、コロボリーヒキガエルモドキが描かれています。



コロボリーヒキガエルモドキ.オーストラリア.1982