ハチに刺されハチ毒が体内に入って起こるアレルギー反応のことを言いますが、ときにはアナフィラキシーショックを起こして死亡することもあります。
わが国では、ハチ毒アレルギーによるアナフィラキシーショックによって毎年30人前後の人が死亡しています。
ハチ毒アレルギーによるアナフィラキシーの症状は、主にIgE抗体を介する I 型アレルギー反応によって引き起こされます。
人を刺すハチの種類は、主にミツバチと、スズメバチ科のスズメバチおよびアシナガバチです。
ハチ毒アレルギーの症状は、刺された箇所の腫れからアナフィラキシーショックまできわめて多彩です。
はじめてハチに刺された時は、アナフィラキシーを起こすことはほとんど無く(ハチ毒に対するアレルギーを持っていなければ)、ハチに刺されても強い痛み、かゆみ、発赤、はれといった局所症状があらわれるのみで、通常3日間ほどで治ってしまいます。
しかし、ハチ毒アレルギーを有する人では非常に強い反応が起こり、嘔吐、寒気、じんま疹といった全身症状から、呼吸困難や意識障害などのショック症状があらわれ、時には死に至ることもあります。
ハチに刺されてアナフィラキシーがあらわれるのは、通常、刺されてから15分以内ですが、症状が早くあらわれる時ほど重症化する傾向があるといわれています。
稀なことですが、初めてハチに刺されてもアナフィラキシーを起こすこともありますので、はじめて刺されたから大丈夫と高をくくるのは危険なことです。
過去にハチに刺された人は、皮膚科あるいは耳鼻咽喉科の医師に相談し、ハチ毒に感作されているかどうか(ハチ毒に対する免疫抗体をもっているかどうか)を調べてもらい、ハチ毒に感作されていれば、「蜂刺され対策用の自己注射器」を携帯することをお勧めします。
【ご注意】
ハチに刺された時の応急処置といえば、尿をかけるということが民間で伝承されていますが、これは「尿=アンモニアという発想から出た民間療法ですが、アンモニアは体内で尿素に変わって排出されるものですから、尿をハチに刺された患部にかけたところで何の意味もありません。
ハチに刺された尿をかけるというのは大間違いです!!
キレイな水で洗い、直ぐに病院に行ってください!!!
切手は1975年英領ピトケアン諸島発行の「昆虫切手」で、セグロアシナガバチが描かれています。
切手は2000年バングラデシュ発行の「昆虫切手」で、オオススメバチが描かれています。
切手は2009年北朝鮮発行の「通常切手」で、花の蜜を吸うオオススメバチが描かれています。
切手は2010年カナダ発行の「昆虫小型シート」の中の1枚で、飛んでいるオオススメバチが描かれています。
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