口から食べた食物が原因となり免疫学的機序が過度に働きジンマシン・下痢・咳・ゼーゼーなどの症状が起こることを食物アレルギーといいます。
食物アレルギーは、IgE抗体が関与して引き起こされます。
アレルギーを引き起こす5大食品は、鶏卵・牛乳・大豆・小麦・米です。
食物アレルギーは小児から成人まで認められますが、その大部分は乳児期に発症し、小児期に年齢ともに寛解していくケースが殆どを占めます。
食物アレルギーは、IgE抗体が関与して即時型の最重症タイプで、皮膚症状・消化器症状・呼吸器症状に引き続いて全身性のショック症状を引き起こし最悪の場合死に至ります。
これをアナフィラキシーといいます。
アナフィラキシーを引き起こすものとしては、卵・牛乳・小麦・魚類・そば・エビ・果物・ピーナッツ・大豆の順になります。
即時型食物アレルギーは、原因となる食物を食べて2時間以内に症状が現れます。
早いときには食べてすぐに引き起こされることもあります。
これらを事前に把握するために、加工食品・添加物については、重い症状を引き起こしやすい、あるいは、症例数が多い7品目を「特定原材料」と定めて省令で表示を義務付けています。
○特定原材料表示義務(8品目)
卵・牛乳・小麦・そば・ピーナッツ・エビ・カニ・クルミ
○特定原材料に準じるもの(21品目)
・アーモンド・アワビ・イカ・イクラ・オレンジ・カシューナッツ・キウイ・牛肉・クルミ・ゴマ・サケ・サバ・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・松茸・桃・ヤマイモ・りんご・ゼラチン
※アレルゲン表示の対象となっている食品は「加工食品と添加物」で、特定原材料7品目や特定原材料に準じる21品目の食品が含まれている加工食品でもアレルゲン表示がなされない特例がありますので注意が必要です※
※飲食店や店頭販売、店内調理される弁当やパンなどはアレルゲン表示が免除されていますので、外食の際には注意が必要となります※
切手は2016年日本発行の「海外年賀切手(差額用)10面小型シート」で、ざるそばが描かれています。
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