ゴルディオスの結び目は、古代アナトリアの伝説に登場する非常に複雑に結ばれた紐です。

この結び目を解いた者がアジアの王になると予言されていたため、多くの者が挑戦しましたが、誰も成功しませんでした。

この難題に挑んだのが、アレクサンドロス大王(BC356~BC323)です。

※アレキサンダー大王とは、アレクサンドロス3世通称アレクサンドロス大王と呼ばれています※

アレクサンドロスがペルシア領であるリュディアの州都ゴルディオンを占領した時(紀元前333年)、町の中心にあるゼウス神殿に一台の古い戦車が祀られていた。

その戦車は“ゴルディオスの結び目”と言われる複雑に絡み合った縄で結わえられており、「この結び目を解いたものがアジアの支配者になる」という伝説が伝えられていた。

その伝説を耳にしたアレクサンドロスは腰の剣を振り上げ、一刀のもとに結び目を切断し、「運命とは伝説によってもたらされるものではなく、自らの剣によって切り拓くものである」と兵たちに宣言した。

彼は、従来の解き方を探るのではなく、剣で結び目を真っ二つに切断しました。

この大胆な行動は、予言の解釈を覆し、アレクサンドロス大王がアジアの覇者になる道を切り開いたとされています。

ゴルディオスの結び目が象徴するものは、

1.何事にも固定観念にとらわれないこと

従来の常識や考え方に囚われず、新しい視点から問題解決を試みることの重要性。

2.大胆な行動力

困難な状況でも、恐れずに決断し、行動に移す勇気。

3.革新的な思考

既存の枠組みを打ち破り、新たな可能性を切り開く創造性。

「ゴルディオスの結び目」は、不可能な課題を斬新な方法で解決する事になります。


切手は1954年ギリシャ発行の「古代ギリシャ美術切手」の中の一枚で、アレキサンダー大王の横顔が描かれています。


アレキサンダー.ギリシャ.1954



切手は1966年キプロス発行の「1966年の出来事切手」の中の一枚で、アレキサンダー大王が描かれた銀貨が取り上げられています。



アレキサンダー大王の銀貨.キプロス.1966


切手は1977年ギリシャ発行の「アレキサンダー大王切手」の中の一枚で、古代のコインに描かれた彼の横顔とアレキサンドリア大灯台が描かれています。

アレキサンドリア大王と灯台.ギリシャ.1977