スイス生まれのレオンハルト・オイラー(1707-1783)は18世紀の著名な数学者・物理学者ですが、彼も地球が中空であるという説を提唱していました。

オイラーは、地球内部が中空であり、その内部には自由に出入りできる開口部があると考えていました。

彼の地球空洞説の主な根拠は以下のようなものでした。

1.地磁気の変化は地球内部の構造を反映していると考え、その変動パターンから中空構造を推測した。

2.極地探検の報告から、極地付近に開口部が存在する可能性を示唆し、地球表面の一部が薄く、内部の光が外部に漏れることで、北極光などの発光現象が説明できると考えました。

オイラーは、地球内部に居住可能な空間が存在し、そこに生命体が住んでいる可能性も示唆していました。

当時、地球空洞説は一部の科学者の間で支持されましたが、最終的には地球が中実の球体であるという現代の科学的見解によって否定されました。

ただし、オイラーの独創的な考え方は、後の科学の発展に影響を与えた可能性があります。地球の内部構造に関する議論を喚起し、さらなる探究心を生み出したのかもしれません。


切手は1957年東ドイツ発行の「著名人切手」中の一枚で、彼の肖像が描かれています。


オイラー.東ドイツ.1957



切手は1957年ソ連発行の「レナード・オイラー生誕250周年記念切手」で、彼の肖像が描かれています。



オイラー.ソ連.1957



切手は1957年スイス発行の「レナード・オイラー生誕250周年記念切手」で、彼の肖像とともに「オイラーの公式」が描かれています。


オイラー.スイス.1957



切手は2007年スイス発行の「レナード・オイラー生誕300周年記念切手」で、彼の肖像とともに「オイラーの多面体定理」が描かれています。


オイラー.スイス.2007