宝石の翡翠(ヒスイ)の名前の由来は、清流に生息する美しく青緑の羽を持つカワセミに由来しています。
カワセミは、ヨーロッパとインド、東南アジアにかけて分布し、広い分布域の中でいくつかの亜種に分かれて暖かい地方では定住するが、高緯度地方のものは冬には暖かい地域に移動します。
日本では北海道で夏鳥ですが、ほかの地域では1年中見ることができます。
またカワセミは、 採餌するときは水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や水生昆虫をくちばしでとらえる。ときには空中でホバリング(滞空飛行)しながら飛び込むこともあります。
水中でも的確に獲物を捕らえることが出来る事から、キングフィッシャーの別名もあります。
カワセミのオスの羽は赤色、メスは緑色をしていることから、「翡翠」という漢字の「翡」はオス、「翠」はメスを表していると言われています。
更に「翠」の「卒」の部分は「混じり気のない」という意味があり、「混じり気のない美しい羽の鳥」という意味も込められています。
更に漢字の「翡翠」は、カワセミ、ヒスイどちらとも読めます。
切手は2014年エストニア発行の「鳥切手」の中の一枚で、カワセミのオスが描かれています。
相馬 御風(1883~1950)は、日本の文学者で、早稲田大学校歌「都の西北」や、「春よ来い」などの童謡の作詞をした人物です。
※日本鉱物科学会は2016年9月24日の総会で、「ヒスイ(ヒスイ輝石およびヒスイ輝石岩)」を日本の国石として選定しました※
※糸魚川のヒスイは約5億2000万年前にできたもので、「世界最古のヒスイ」といわれています※
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