アル・カポネ(1899~1947)は、アメリカ合衆国のギャングで、禁酒法時代のシカゴを牛耳り高級ホテルを根城に酒の密造・販売・売春業・賭博業の犯罪組織を運営し、機関銃を使った機銃掃射まがいの抗争で多くの死者を出したことでも知られています。
しかし反面黒人やユダヤ人を差別しなかったことも伝えられています。
カポネは39歳のときに梅毒と診断されます。
若い頃の遊びで感染したとされていおりその症状は年々悪化し、現実と妄想の区別がつかなくなり最終的には正気を失っていたそうです。
脱税で刑務所に収監されたときは、看守から所長まで買収して豪華な刑務所暮らしをしていたが、収監中に梅毒が進行し別人のようにおどおどした性格に変わり、大ギャングの面影は全くなくなってしまったと言われています。
釈放後、当時新たに開発された特効薬ペニシリンを民間人として初めて投与されますが、全く効果はなかったようです。
※当然のことながら神経梅毒にまで進行すると抗生物質をいくら使用しても治療はうまくいきません※
1947年、梅毒性痴呆によりフロリダ州マイアミで死亡します、享年47歳でした。
映画『カポネ』
切手は2000年タジキスタン発行の「アル・カポネ連刷切手」で、アル・カポネが描かれています。
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