トロイ遺跡は、トルコの北西部、ダーダネルス海峡の南岸にある古代都市の遺跡です。

この遺跡は、ホメロスの叙事詩「イリアス」と「オデュッセイア」で語られるトロイア戦争の舞台として最もよく知られています。

トロイの遺跡は、ドイツの実業家ハインリッヒ・シュリーマン(1822～1890)が1870年から3年を費やして掘り当てた遺跡です。

古代ギリシアの詩人ホメロスの英雄叙事詩『イリアス』によれば、トロイは王妃ヘレネをめぐり、ギリシアと10年にトロイ戦争となり、「トロイの木馬」の計略により、一夜にして陥落した伝説の都ですが、シュリーマンは、神話上の都市と考えられていたトロイの実在を信じ、私財を投じて発掘に成功しました。

トロイの木馬の伝説は、古代ギリシャの英雄叙事詩であるホメロスの『イリアス』に語られる、トロイア戦争における有名なエピソードです。

伝説の内容

ギリシャ連合軍は、トロイア王国との10年にわたる戦争に膠着状態に陥っていました。

そこで、知将オデュッセウスは、巨大な木馬を造り、その中に兵士を潜ませる作戦を考えました。

木馬はギリシャの神々の加護によって作られ、表面には「アテナ女神への捧げ物」と記されていました。

トロイア人たちは、ギリシャ軍が撤退したと信じて、木馬を城内に引き入れました。

しかし夜になると、木馬に潜んでいた兵士たちが城門を開け、城内に侵入したギリシャ軍によってトロイアは陥落しました。

伝説の解釈

トロイの木馬の伝説は、欺瞞と策略の象徴として解釈されていて人間の驕りと油断が招いた悲劇としても読み解くことができます。

切手は1998年ギリシャ発行の「古代ギリシャの作家切手」の中の一枚で、ホメロスの彫像が描かれています。

切手は2022年ドイツ発行の「シュリーマン生誕200年記念切手」で、シュリーマンの肖像とともにトロイの遺跡が背景に描かれています。

切手は1956年トルコ発行の「考古学切手」の中の一枚で、トロイの木馬が描かれています。

切手は1983年ギリシャ発行の「ホメロス叙事詩切手」の中の一枚で、トロイア戦争のトロイの木馬が描かれています。