古代エジプトでは糞塊を転がして大きな球体を作るスカラベの習性を神秘的なものと考え、その球体を太陽に見立てスカラベを太陽の運行を司る神である太陽神ケプリと同一視していました。
そしてスカラベはオスしかいないと信じられ、 オス=武人の再生の象徴としてされてきました。
そして古代エジプトではスカラベはオスしか存在しない昆虫で、自分の精液を糞の玉の中へ注ぎ込みスカラベが繁殖すると考えられていました。
一部の種類ではメス単独で繁殖する「単為生殖」が行われることがありますがこの場合、オスは存在せず、メスのみで卵を産んで子孫を残します。
例えば、有名なコガネムシの仲間である「フタホシコガネ」は、単為生殖で繁殖するスカラベの一種です。
単為生殖を行うスカラベは、オスが存在しないため、「スカラベはオスしかいない」という誤解を生んだものと考えられています。
スカラベは基本的にオスとメスが存在し多くの種類で、オスはメスよりも体が大きく角も立派です。
切手は1983年エジプト発行の「エジプト昆虫学会75周年記念切手」で、スカラベが描かれています。
切手は1981年エジプト発行の「ポストデー切手」の中の一枚で、スカラベのペンダント描かれています。
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