コスタリカの石球は、紀元前500年から紀元後1500年の間に、現在のコスタリカに居住していた先コロンブス期の文化によって作られた石の球体とされています。
これらの球体は、花崗岩、閃緑岩、安山岩などのさまざまな種類の石で作られており、直径数インチから数フィートまでの大きさがあり最も大きな球の重量は推定16トンです。
球体は、コスタリカ全土で発見されていますが、最も多く見られるのはディキスのデルタ地域でこの地域には、数百個の球体が集められた場所がいくつかあります。
球体は単独で発見されることもあれば、列や幾何学的な模様に並べられていることもあります。
球体の用途は未だ不明で球体が何らかの宗教的または儀式的な目的で使用されたという説、天体観測に使用されたという説、権力の象徴として使用されたという説などがあります。
また球体は非常に硬い石で作られており、当時の技術でどのようにしてこれほど精巧な球体を作ることができたのかは明らかではありませんし、球体を運搬する方法も謎です。
球体の中には、数トンもの重さのものがあり、当時の技術でどのようにして運搬することができたのかは明らかではありません。
色々の名謎に秘められたこれらの球体は、オーパーツと言われて多くの人々の興味をそそっています。
石球を含む考古遺跡4箇所は「ディキスの石球のある先コロンブス期首長制集落群」の名で世界遺産リストに登録されています。
切手は2019年コスタリカ発行の「独立200周年記念切手」の中の一枚で、石が描かれています。
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