ニュージーランドは、ポリネシア人が10世紀後半に発見したと言われています。
西洋人としては、オランダ人の探検家アベル・ヤンスゾーン・タスマン(1603~1659)が1643年に現在のタスマニア島とニュージーランド、フィジーへ到達した最初のヨーロッパ人で、ニュージランドを最初に「発見」したとされています。
タスマンはオランダ東インド会社の一員として、豪大陸の東側とトーレス海峡などを探索しており、1642~3年の夏にニュージーランドの南島を訪れ、彼はオランダのゼーラント州の出身なので、この島を「新ゼーラント(Nieuw Zeeland)」と名付けました。
タスマンは、オランダ東インド会社の指示で、南の海にあるとされる未知の南方大陸の発見を目的として航海していて、1642年12月13日、現在の南島の西海岸を発見し、マオリ人と接触しましたが、マオリ人との間に衝突が生じたため、タスマンはすぐにその地を去りました。
その後、1769年にイギリス人の探検家ジェームズ・クック(1728~1779)がニュージーランドを訪れクックは、タスマンが発見した地を探検しニュージーランドの地図を作成しました。また、マオリ人と友好的な関係を築き、ニュージーランドのヨーロッパ人による植民地化の道を開きました。
1840年にはイギリスの直轄植民地となりました。
したがって、ニュージーランドの発見者としては、ポリネシア人、アベル・タスマン、ジェームズ・クック、の3人が挙げられます。
切手は1979年トーゴ発行の「キャプテンクック没後200年記念切手」の中の一枚で、クックのニュージランド航海図とエンデバー号が描かれています。


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