マンボウ(オーシャンフィッシ)は、大きな円盤のような体形を持つ海洋生物で、日本の沿岸域や他の海域で見られます。

マンボウに関しては以下のような都市伝説があります。

1.寄生虫を殺すためにジャンプ→水面に激突して死ぬ

水族館でもジャンプすることはありますが、それが原因で死んだことはありません。

2.ほぼ直進でしか泳げずに死ぬ

マンボウも回転できますし、他の魚と違って体を曲げるというよりは後ろの方にあるヒレで方向を変えるため、小回りは利きにくいですが、まっすぐしか泳げないわけではありません。

3.海底に潜水して、寒さのあまり死ぬ

800mぐらいまで潜るとされているのでありえません。

4.朝の太陽光を浴びると強過ぎて死ぬ

ありえません。

朝日を浴びて死ぬようであれば水族館で飼育することもできません。

5.近くに居た仲間が死亡したショックで死ぬ

仲間が死んだショックで死ぬことはないとされています。

6.水中の泡が目に入ったストレスで死ぬ

気泡が目の中にできる「ポップアイ」という病気にかかることはありますが、魚類一般の話なので、マンボウだけが特別弱いというわけではありません。

7.皮膚が弱すぎて触っただけで傷つきその傷が原因で死ぬ

皮膚が弱いのは事実ですが、表面はザラザラしていて固く人が強くさわると跡がついてしまいますが、傷が付きやすく治りにくいため、そこから感染症になって死ぬ可能性はあります。

他の魚と比べて極端に弱いというほどではありません。

伝説のほとんどはまったくのウソか、事実をおおげさに解釈したものでした。
マンボウは通常すぐに死ぬということはありませんし、マンボウは長寿で知られる生物であり、一部の個体は100年以上生きることもあります。

マンボウの生態には、水中から水面に向かって加速し、頭からジャンプをする行動が知られてこのジャンプ行動について、なぜか2010年前半にWikipediaに「着水の衝撃で死に至る事がある」という加筆が行われたことが原因となってネットのなかでこうした真偽不明の情報が「マンボウ最弱伝説」と独り歩きしていくことになったと言われています。

※この加筆は2013年に削除されています※

実際水族館の飼育担当者もマンボウは弱くすぐに死ぬことを否定しています

切手は2003年ペンリン発行の「世界自然保護基金切手」で、マンボウが描かれています。

マンボウ.ペンリン.2003


切手は1966年スペイン領サハラ発行の「切手の日記念切手」の中の一枚で、マンボウが描かれています。



1966マンボウ.スペイン領サハラ.



切手は1984年ベトナム発行の「魚切手」の中の一枚で、マンボウが描かれています。



マンボウ.ベトナム.1984


切手は1992年国連ウィーン発行の「きれいな海切手」の中の一枚で、多くの魚やイルカたちに混ざってマンボウが描かれています。



マンボウ.国連ウイーン.1992