性質の異なる2種類のシートが対になり、それぞれの面を合わせることで接着させることが可能となる物を面ファスナーと言います。

面ファスナーとは、布に特殊な加工を施したファスナーで、再び脱着可能な状態で結合したい場合に用いられ一般的にはマジックテープと呼ばれています。

面ファスナーは、スイスの電子工学者ジョルジュ・デ・メストラル(1907~1990) が1941年にアルプスを登山したとき、自分の服や愛犬に貼り付いた野生ゴボウの実を顕微鏡で覗き構造を発見し、ファスナーへの応用を考えて1948年に研究を開始し1951年に特許出願し1955年に認定されています。

※面ファスナーとは、一般的にマジックテープと呼ばれるものですが、マジックテープは株式会社クラレの登録商標です※

切手は2023年スイス発行の「スイスの発明: 面ファスナー小型シート」で、面ファスナーの付いたスニーカーが描かれ、切手右下には面ファスナーの実物が貼付されています。


面ファスナー.スイス2023